2008年から建築設備CAD「Rebro(レブロ)」に特化し、設備BIMモデル構築・施工図作成の実務支援を提供。多様なプロジェクトに対応し、スキルアップ研修や企業向けカスタマイズ講習で作図効率とBIM活用力を高めます。操作だけでなく“現場で使えるBIM”を重視し、導入相談からデータ構築まで一貫サポート。NYKシステムズ認定正規販売代理店/サポートリンク登録。

090-3675-0666

06-6335-9600

電話に出れない場合がございますので、

初めての方はこちらよりお願いします

大阪市北区菅原町5番3号大宝中之島ビル1006

登録番号: T3120001192549

  1. 技術を深める。自分を育てる。―設備×CAD×BIM×女性目線のコラムー
  2. CADオペレーター
  3. 「効率の裏側で置き去りになったもの ― リモート作図28年の気づき」

「効率の裏側で置き去りになったもの ― リモート作図28年の気づき」

フリーランスで重要なのは、能力?時間管理?モチベーション?

「効率の裏側で置き去りになったもの ― リモート作図28年の気づき」
■ フリーランスで重要なのは、能力?時間管理?モチベーション?

 

リモートで作図をする人が増えた今、私はふと、1998年にフリーランスとして独立した頃のことを思い出します。

当時は土曜も祝日も現場が動き、平均15時間の作図が当たり前。

男性でも体調を崩す人が珍しくない、そんな時代でした。

 

どうすれば手戻りなく、効率よく作図できるのか。

能力なのか、時間管理なのか、モチベーションなのか。

そう考えてきた期間もありましたが、振り返ってみると、私が本当に大事だと思ったのは 「感情の揺れ」 でした。


感情が仕事を止める瞬間

 

2005年4月、尼崎脱線事故のニュース速報が流れたときのことを、今でも鮮明に覚えています。

電話で打ち合わせをしていた手が止まり、テレビを見た瞬間、胸がざわつき、動悸が止まらない。

その日は、気持ちはあるのに仕事がまったく進みませんでした。

 

「どうして…」

その思いが頭をよぎり続け、集中が戻らない。

このとき初めて、感情の揺れが生産性を大きく左右することを痛感しました。


 感情を“ニュートラル”に戻すという技術

 

 

それから私は、心が動いた瞬間にぐっと「ニュートラル」に戻す方法を身につけました。 

嬉しいことがあっても浮かれすぎない。

悔しいことがあっても引きずらない。

感情を一定の平常心に保つことで、確かに仕事の効率は上がりました。

リモート環境では、誰も見ていないからこそ、自律が求められます。

その意味では、感情をフラットに保つことは、一つの正解だったのかもしれません。



 しかし、ある日ふと気づいた

 

 

長年、土曜も祝日も現場が動き続ける中で、私は常に頭の中で図面を書いていました。

仕事とプライベートの境界線は曖昧で、脳はずっとバタバタと動き続けていた。

 

そしてある日、ふと気づいたのです。

「私の心、どこに置いてきたんだろう?」

効率を追い求める裏側で、感情を抑え続けた結果、

仕事が終わっても達成感や喜びが薄れている自分がいました。

 


随時受付中!


■オフィスには“支え合う空気”があった

 

 

 かつてオフィスで働いていた頃は、同僚の存在が自然と心の支えになっていました。

差し迫った納期も、「みんなで乗り越える」ことで励みになった。

 

誰かと感情を共有することで、心のバランスが取れていたのだと思います。

一人きりの画面の前で成果を優先するあまり、

私たちはいつの間にか 「自分という人間の体温」 を削ぎ落としてしまうことがある。


リモートに固執せず、他人の目もパワーに変えるといいですね。

 


随時受付中!


■ 自律とは、感情を殺すことではない

 

今の私は思います。

リモートワークに必要な「自律」とは、感情を完全に消してしまうことではありません。

けれど、揺れたまま放置してしまうと、仕事のリズムが乱れてしまうのも事実です。

 

だからこそ、心が動いたときに、そっと“ニュートラル”へ戻す小さな切り替えが大切なのだと思います。

嬉しいことがあっても少し落ち着く。

悔しいことがあっても深呼吸して手を動かす。

そんな 軽い切り替えの積み重ね が、リモートという環境で長く働き続けるための支えになる。

 

感情を抑え込むのではなく、揺れを認めたうえで、また椅子に座り直す。

そんな “人間らしい揺らぎ” を持ったまま働く方が、長く、しなやかに続けられる働き方なのだと思います。

 

■最後に

 

 効率の波に、心が置いてけぼりにならないように。今日は少しだけ、自分の感情が動く音に耳を澄ませてみませんか。